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信大病院21C ハミング

高精度放射線治療システムの導入について

1. リニアック (バリアン社製Clinac iX)

4. 高性能画像誘導装置 (ブレインラボ社製EacTrac X-ray)

高精度放射線治療システムの導入について
放射線科 小岩井 慶一郎

 放射線治療はがんに対する治療のひとつです。がん患者さんの増加に伴い、昨今この治療が注目されています。コンピューターによる制御技術の進歩により、この治療の精度が以前とは比べ物にならないほど向上したことも注目を浴びている一因となっています。この度当院では、高精度放射線治療が可能となる機器を導入いたしました。現在これらを用いた新たな放射線治療システムの確立を進めています。ここでは、導入された代表的な機器をご紹介します。

1. リニアック(バリアン社製Clinac iX)

 実際に放射線治療を行う装置です。従来の装置との大きな違いは、画像誘導装置がついていることです。これはリニアックで治療を行う直前に CT あるいはレントゲン写真を撮る装置であり、この画像を解析する事によってがん病巣により正確に放射線を当てる事が出来ます(画像誘導放射線治療)。

2. CT(GE社製Optima CT580W)

 放射線治療を行うためには詳細な計画を立てる必要があります。このためには患者さんの体のデータを取得する必要がありますが、このデータを取るための専用 CT が本機です。通常の CT よりも穴が大きく設計されており、放射線治療を行う体位での撮像ができるようになっています。また、呼吸によるがん病巣の移動を正確に捉えることのできる、四次元CTの撮像が可能です。

3. 治療計画装置(バリアン社製Eclipse、エレクタ社製Xio, Monaco)

 CTで取得した患者さんのデータを解析し、治療の方法をシミュレーションする装置です。がん病巣への放射線量の集中と正常臓器への放射線量の低減を同時に可能とする、強度変調放射線治療を行うためには高性能の治療計画装置が必要ですが、このたび従来の計画装置をアップグレードすることにより、強度変調放射線治療の計画機能が高められました。

4. 高性能画像誘導装置(ブレインラボ社製EacTrac X-ray)

 画像誘導放射線治療をより効率的かつ正確に行うことを可能にする装置です。CTは撮れませんが、2方向から撮像されたレントゲン画像を自動的に解析し、1㎜以下の精度で患者さんの位置を自動補正します。これによりいわゆるピンポイント照射を高い精度で行う事が出来るようになります。

 今後これらのシステムを駆使してより良い放射線治療が行えるよう、スタッフ一同技術の研鑽に励みたいと考えております。

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