
信州大学医学部附属病院
病院長 小池 健一
勝山 努信州大学医学部附属病院長の後任として、平成20年4月1日付けで病院長に就任いたしました小池健一です。専門は小児科で、チェルノブイリ原発事故後の放射能汚染地域となったベラルーシ共和国の医療支援や、情報通信技術を活用した医療ネットワーク作りなどに取り組んできました。平成17 年からは内科系診療担当病院長補佐として、平成19年秋からは医療安全管理室長として病院の管理運営の一翼を担わせていただきました。
本院の診療における基本方針は、長野県における最後の砦として様々な急性期疾患や難治性疾患に対して高度な診療を確実かつ安全に行い、地域の方々から信頼される質の高い医療を推進することであると考えています。また、現代の医療には、ひとりひとりの患者さんの苦しみ、悩みをどのように解決できるかも求められています。このため、患者さんの立場に立って病気に立ち向かう姿勢で望みたいと思います。
本院に入院する患者さんの約40%はがんの患者さんです。平成18年4月1日に設置されたがん総合医療センターは、がんを専門的に診療する臨床腫瘍医やがん医療にたずさわる看護師、薬剤師などの医療人を養成するとともに、新しいがん医療技術の開発等を目指しています。平成18年8月24日には当院は長野県がん診療連携拠点病院に指定されたことから、今後、このセンターの整備と充実を図っていきたいと思います。
また、長野県では分娩施設や産婦人科医師の減少が問題となっています。本院でも昨年から分娩数が急増し、1000gにも満たない低出生体重児の入院が激増しています。少子化が大きな社会問題となっている中、出産と育児支援の観点から、周産期センターの開設もこれからの課題であると思います。最近の医療の変化は著しく、時代にマッチした医療提供体制を積極的に推進したいと考えています。
本院は、人間の尊厳と先進医療の調和を基本とし、大学病院に働くすべての職員が患者さんから信頼される病院となるよう努めてまいりたいと思います。ご来院される方々におかれましては、暖かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
