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A. 信州大学と関連病院群研修プログラム

A. 信州大学と関連病院群研修プログラム

研修プログラムの概要

 信州大学医学部附属病院と、関連26病院が共同して実施する研修プログラムです。病院の選択方法は3通りあります。
(1) 1年目を信州大学、2年目を関連病院で研修
(2) 1年目に関連病院、2年目に信州大学で研修
(3) 2年間を通して信州大学で研修(地域医療以外に最大6ヶ月の関連病院での研修も可能)
一括して募集し、マッチング後に各人の希望に沿った研修内容(研修病院)を決定します。2年目の研修病院は1年目の研修中(11月頃)に決定します。

 1年目にどの病院で研修するかは、マッチング後各人の希望を聞いて決定しますが、これまで、ほぼ全員が第一希望の病院に配属されています。大学病院での研修科のローテート順も各人の希望を優先して決定します。(皆さんが十分な指導を受け、多数の症例が経験できるよう、ある程度の調整は行います。)1年目の最初の研修科は3ヶ月連続して1つの科で研修します。1年目の最初はオリエンテーション期間などを考えると、業務に慣れるためには必要な期間です。どの科で研修を開始するかは皆さんの希望を優先して決定します。それ以外の研修科は6週単位で複数科を選択できます。

 2年目の研修病院は1年目の11月頃に各人の希望を出し合い研修医の皆さんの話し合いで決定します。2年目の研修病院は、1年目に信州大学で研修した場合は信州大学もしくは関連26病院から選択します。1年目に関連26病院で研修した場合には2年目は大学病院での研修となります。

マッチング

1年目に信州大学で研修を行う場合

1年目に信州大学で研修を行う場合

2年目に信州大学で研修を行う場合

2年目に信州大学で研修を行う場合

2年間、信州大学で研修を行う場合

各科専門医への最短コース
※1 信州大学での研修科のローテート順は希望を聞いた上で調整します。内科を6ヶ月連続して研修する必要はありません。ただし、1年目の4-6月は連続して1科で研修します。
※2 関連病院での診療科の選択方法、ローテート順などは病院毎に異なります。
※3 1年目に選択必修科の研修が終了していれば、他の科を選択することも可能です。
※4 1年目に麻酔科の研修が終了していれば、他の科を選択することも可能です。

 大学病院での研修中に、地域医療とは別に大学外の関連施設での研修を選択することが3ヶ月以内の範囲で可能です。2年間大学で研修した場合には合計6ヶ月の大学外での研修が可能です。総合診療科は主に大学外(市立大町総合病院)で研修するため院外研修の扱いになります。

 救急研修は1年目、2年目にそれぞれ最低6週間研修します。2年間の研修中、最低6週間は信州大学医学部附属病院高度救命救急センターでの研修が必須です。選択期間に救急を選択し、より長く救急研修を行うこともできます。各病院での救急研修の内容は病院により体制が異なります。日当直などの急患対応が主体となる病院もあります。
 これにより大学病院の救急と一般病院の救急の双方が経験でき、多様な救急の現場を2年間通じて研修することができます。2年間大学での研修を選択した場合は、院外研修で他の病院の救急部を選択する事も可能です。(救急部が独立している病院で、救急部に専従した研修ができる施設に限ります。)

 地域医療研修は2年目に行います(4週以上)。地域研修をたすきがけ病院配属中に行う場合については、臨床研修プログラムに掲載されている各病院の研修プログラムを参照してください。大学病院での地域研修は、将来の希望も参考に大学病院(難病診療センター)、長野県内の病院、療養施設、診療所、在宅診療など地域医療の実態と意義を理解できるように工夫して行います。

病院マップ

研修プログラムの優れた特長

1) 信州大学と関連病院のそれぞれの長所を生かした研修
 大学病院での研修は初期研修に適さないと言う意見もあります。しかし、大学病院ならではの長所短所、それぞれの関連病院ならではの長所短所があります。その双方の長所を生かし短所を補う「良いとこどり」ができるのがたすきがけ研修のメリットです。
 これまで大学では卒業直後の研修医を長年にわたって受け入れ、基本的なものの診かた、患者さんへの対応をしっかり指導してきたノウハウをもっています。また大学には各診療科の最先端を担う優秀な人材が集中していてその総合力は抜群であり、ハイレベルの知識・技能が集中した環境で研修する価値は大いにあります。将来どの診療科へ進んでも通用する生涯にわたる基礎的臨床能力・考え方を習得するためには、スタッフの揃った大学でしっかりと学ぶ必要があります。また、病院に来られる患者さんで研修医に診てもらおうと思っている方はいないでしょう。研修医は万全のフォローアップ体制のもとで「患者さんに信頼されるようになる」ように鍛えられていきます。医師として一人前になるには大学と第一線病院を行き来しながら研修することがとても重要です。3年目からの専門研修においても大学と第一線病院の両方で学ぶことがとりわけ大切ですが、この最初の2年間の中でも是非とも大学での研修を行って欲しいと思います。

2) 関連病院群の豊富な研修指導経験
 1年目もしくは2年目に1年間研修する関連26病院は、信州大学との長年の人事交流や、教育実績のある病院です。本プログラムでは配属病院ごとに分けて募集せず、一括して採用し、研修医の希望を最優先に配属先を決定します。臨床研修についての考え方、選択科の範囲・期間なども病院毎に異なります。研修の内容、体制も各病院で同一ではありません。これは各病院の特徴でもあります。本プログラムでは最低限の統一は設けていますが、研修の詳細な運営は敢えて各病院の実情・考え方に委ねることで、各病院の長所を生かしたよりよい研修を提供できるよう工夫しています。(一部の病院では一部の診療科の研修を信州大学医学部附属病院もしくは他の協力施設で行います。)

3) 関連病院の研修中にも大学と同じ学習環境を提供
 この研修プログラムに参加する病院は長野県の全域に広がっており、研修医同士が直接接する機会はなかなかありません。このことを解消するために、どの病院に勤務していても大学病院で開催される研修医向けセミナーを、オンディマンドで好きな時に聴講する事ができます。毎週本院で開催されるミニレクチャー(クルズス)はプライマリケアとして知っておくべき内容が網羅されています。そのほか、多数の自己学習教材や電子教科書などが、他の病院で研修中であっても利用できます(Procedures CONSULT, UpToDate, 今日の臨床サポートなど。スマートフォン等のモバイル端末にも対応)。

4) 病院間の緻密な連携
 多数の病院で研修プログラムを運用する上で、病院間の連携を密に保つことは大変重要です。信州大学と関連病院群研修プログラムに参加する病院、指導医はお互いに常に連絡を取り合い、より良い研修が出来るように工夫しています。各病院の管理者、教育責任者と信州大学は密接に関わり合い、お互いに率直な意見交換を続けています。その多くは信州大学医学部の臨床教授として、卒前学生教育にも熱心に取り組んでいます。また、本プログラムを修了した医師達も数多く、皆さんの直接の相談相手として大学病院、関連病院で活躍しています。こうした長年の実績によって、各病院がそれぞれの個性と特徴を活かしながら、良質な研修を提供しています。大学外での研修中も、各病院と卒後臨床研修センターは緊密に連絡をとりあい皆さんの研修がスムーズに行えるよう様々なサポートを提供しています。

5) 2年間大学病院で研修する事も可能、同時に他病院での研修も6ヶ月可能
 1年目に大学病院で研修し、2年目も大学病院で研修することも可能です。自分の将来像が明確な研修医、信州大学の多くの診療科を経験したい研修医の希望に沿った研修を提供します。一人ひとり異なる多様な研修目標や要望に応じて、自らの研修を設計することが可能です。2年目の研修科は、1年目の11月に希望を確認しますので、マッチング内定後の11月までに1年目の希望のみ決められれば十分です。また、1年目の7月以降の研修のうち、1年間に最大3ヶ月間(2年間で計6ヶ月以内)、他の研修病院で研修することができます。(産婦人科・小児科研修プログラムは地域医療1ヶ月とは別に1年間のうち最大6ヶ月間他の研修病院で研修する事が可能です。)

研修病院、研修科の決定方法

研修医一人ひとりの研修コース選択、オーダーメイド研修を実践
 信州大学医学部附属病院の臨床研修プログラムは研修医の皆さんの多様な要望の全てに応えられる研修と自負しています。画一的な研修プログラムではなく、一人ひとりに将来設計、ニーズをよく伺って、最善の研修プログラムを個別に作成します。研修中の大学院入学についても研修とのバランスも考えながら積極的に支援します(入職前に個別によく相談して最善のカリキュラムを一緒に考えます)。結婚などの個人的事情にも最大限に配慮をしています。

1年目の研修病院、研修科の決定
 1年目の研修を信州大学で行うのか、関連病院で行うのかはマッチング後の個人面談で研修医の皆さんの希望をよく聞いた上で決定します(11月中旬から下旬の予定)。この面接では皆さんがどのような研修を希望しているのか、(プライマリケアを極めたい、他大学出身なので信州大学の事をよく知りたい、将来をきめているのでその目標に最適な研修をしたいなど)詳しく伺って、各研修医の将来設計に最適な研修内容(病院、診療科)を、相談しながら決定します。
 これまではほぼ全員が第1希望の病院に配属されています。できる限り皆さんの希望が叶うように各病院と受け入れ定員について交渉しますが、極端に希望が集中した場合には公平な方法で決定します。信州大学医学部附属病院で研修する場合の研修科は11月の面談時に決定しますが、ローテート中に研修希望科を変更することも1年間に3ヶ月以内であれば可能です。研修医の皆さんの希望通りの診療科で研修を行うことができます(厚生労働省の定めた期間の必修科、選択必修科(麻酔科と外科・小児科・産婦人科・精神科から1科)での研修は必要です)。各病院で研修する事に決まった場合、研修(カリキュラム)内容などの詳細については各病院の担当者と国家試験後に面談していただきます。

2年目の研修病院、研修科の決定
 2年目の研修病院は1年目の11月頃に研修医の皆さんの話し合いで決定します。(1年目に関連病院で研修した場合は2年目は信州大学での研修となります。)関連病院の研修がよく判らない場合も、1年目の研修の間に、いろいろな先生のアドバイスを聞きながら自分に合った病院を選ぶことができます。2年目も引き続き大学での研修を選択することも可能です。

さらに詳細を知りたい方はデジタルパンフレット臨床研修プログラム2018を参照ください。

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