かかりつけ医をもちましょう
地域のかかりつけ医をもちましょう
本院は高度な医療の開発・評価・提供・研修などを行うことを目的とする特定機能病院の承認を受けており、一般病院や診療所と役割を異にしています。
このため、普段の健康管理や日常的な病気の治療などには、まずお近くの医院・診療所の「かかりつけ医」を受診してください。(緊急時にはその限りではありません)
「かかりつけ医」が、患者さんにとって高度で専門的な検査や治療が必要だと判断した場合には、「かかりつけ医」から本院へ紹介されます。
その際は「かかりつけ医」からの「診療情報提供書(以下紹介状と言います)」をお持ちください。
本院で必要な検査や急性期の治療が終わり、状態が安定した患者さんは、「かかりつけ医」にその後の診療をお願いしています。その際には本院の医師が紹介状を用意いたします。
かかりつけ医をもつことのメリット
- 一般病院や診療所では待ち時間が比較的短く、受診の手続きも簡単に診察が受けられます。
- かかりつけ医はあなたの健康状態をよく把握しているため、最適な診療を受けることができます。
- かかりつけ医の紹介状をお持ちの患者さんは、本院での受診予約や診療が速やかに進みます。
初診の方は「紹介状」が必要です
本院初診の際は、お近くの医療機関(かかりつけ医)からの紹介状をお持ちください。
特定機能病院では、一般の病院や診療所から紹介を受け、受診することが基本とされています。
紹介状をお持ちでない場合は、選定療養費として別途自費料金7,700円(令和4年10月1日~)をご負担いただいております。
また、紹介状により、症状・経過を知ることができ、最初から専門の医師が診察できます。
特定機能病院及び許可病床数200床以上の地域医療支援病院は、紹介状をお持ちでない初診の患者さんから、初診料のほかに各病院が定めた金額を徴収できる制度です。地域の医療機関と大きな病院とがお互いに連携を図り、それぞれの役割に応じて患者さんの状態に適した医療を提供することを目的として、国が定めています。
※紹介状の宛名には「信州大学医学部附属病院」の記載が必要です。
初診予約について
紹介状をお持ちの患者さんから直接予約を受け付けているのは、特殊歯科・口腔外科、眼科、耳鼻いんこう科、産科婦人科、皮膚科、総合診療科、麻酔科蘇生科のみです。
ご不明な点は外来予約センター0263-37-3500までお問い合わせください。
地域医療連携へのご理解をお願いします
以前は一人の患者さんに対して、一つの医療機関で全ての医療を行おうとしたことがありましたが、現在は地域の様々な医療機関がその特性に合わせて、患者さんに必要な医療を提供する。つまり、地域全体で医療提供施設が連携して患者さんを守るという仕組みになっています。
そこで、本院で必要な検査や急性期治療が終わり、状態が安定したものの外来診療が必要な場合には引き続き「かかりつけ医」で診療を継続してもらいます。
場合によっては、「かかりつけ医」と本院の医師の二人が連携して診療を継続する「二人主治医制」をとることもあります。
また、入院治療を要する場合は、患者さんが必要とする医療によって、別の急性期病院や療養病床等を有する医療機関に転院していただくこととなります。
いずれの場合にも、本院の担当医が「かかりつけ医」や転院先への紹介状を用意いたします。