信州大学医学部附属病院

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病院について

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病院長ごあいさつ

病院長 花岡 正幸
信州大学医学部附属病院
病院長 花岡 正幸

 信州大学医学部附属病院(信大病院)は昭和20年に市立松本病院を松本医学専門学校附属病院として開院し、717床の病床があり、令和3年度の1年間には、延べ20万人の入院患者さんと、延べ34万人の外来患者さんの診療を行うことができました。医師約600名、看護師約800名をはじめとするメディカルスタッフと、事務職を含む約2,000名のスタッフが働いています。信大病院は特定機能病院、災害拠点病院、都道府県がん診療連携拠点病院、高度救命救急センター、地域周産期母子医療センター、長野県災害派遣医療チーム(長野県DMAT)指定病院、難病診療連携拠点病院など全25の指定を受けています。

 信大病院の理念は、診療・教育・研究を遂行する大学病院としての使命を有し、また患者さんの人権を尊重した先進的医療を行うとともに、次代を担う国際的な医療人を育成することです。すなわち、信州の地域に根ざしながら、世界へと発信できる新規医療のイノベーションを創生するとともに、世界最先端の医療を、信州の皆さまに還元してまいりました。現在、信大病院に求められているのは、(1)地域医療で求められている役割に十分な責任を持つこと、(2)高度先進医療を担い、医療イノベーションを生み出すためには、通常の地域医療支援病院以上の医療安全を担保すること、(3)信大病院は地域で最大規模の医療事業を行なっている病院ですので、病院長のガバナンス下に合議体で経営を安定させ、事業を継続発展させなければならないということです。

 そこで信大病院は、超急性期・急性期医療やがん診療を充実させるために、平成30年度から南病棟を新築し稼働を開始しました。そして、信大病院では外科系再編も進み、内科系外科系の新進気鋭の医師たちや、ハイレベルのメディカルスタッフたちが、最高の医療サービスを果たすために邁進しています。今後、少子高齢化や人口減に伴う医療需要の変化のため、信大病院も厳しい環境下に置かれる事が予想されます。しかし、県内における高度医療や急性期医療として最高の医療を提供し続け、最新の医療を県内外へと発信していく信大病院の理念を推進してまいります。

 今後とも職員一丸となり、地域の医療機関の皆さまと連携しながら、信州の皆さまが安心して受診いただける、決して敷居が高くない最後の砦の病院としての使命を果たしてまいります。皆さまのご協力をどうか宜しくお願い申し上げます。