信州大学医学部附属病院

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病院について

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病院長ごあいさつ

病院長 花岡 正幸
2025年4月1日
信州大学医学部附属病院
病院長 花岡 正幸
笑顔をつくるミライをつくる信大病院

 信州大学医学部附属病院(以下、信大病院)は、1945年、松本医学専門学校附属医院として開院し、着実に発展して参りました。現在は、717床の病床に、34の診療科と31のセンター/部門を有し、約650名の医師、約800名の看護師を含め、2,000名以上の職員が勤務する、長野県最大規模の総合病院となっています。また、特定機能病院、災害拠点病院、都道府県がん診療連携拠点病院、高度救命救急センターなど、25の法令に基づく指定を受けています。

 信大病院の理念は、大学病院の使命としての診療・教育・研究を遂行し、患者さんの人権を尊重した先進的医療を行うとともに、次代を担う医療人を育成することです。この理念の下、大学病院としてのイノベーションを創生し、その成果を国内外に発信しています。さらに、長野県唯一の特定機能病院として、地域に密着した医療を提供しています。現在の信大病院においては、
(1)地域が必要とする医療に十分な責任を持つこと
(2)高度先進医療を実践するために十分な医療安全を担保すること
(3)病院長以下職員が一体となって経営を安定させ事業を発展させること
が重要なミッションです。

 信大病院は、高度急性期医療やがん診療を充実させるために、手術室、ICU(集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)、GCU(新生児回復室)、産科を核とする南病棟を新築し、2018年より稼働を開始しました。外科系診療科を充実させるとともに、内科系を含めた新進気鋭の医師やハイレベルのメディカルスタッフが、最高の医療を提供するために奮闘しています。また、老朽化した建物を補強し、患者さんの療養環境の向上を図るため、2021年より東西病棟の改修事業に着手し、すべての工程が2025年3月に完了しました。中でも、特別有料個室「グランフロア」は長野県初の個室群であり、ハイグレードな設備と調度品、専用の各種アメニティを揃えています。専用のリストバンドを認証機にかざすことで出入りが可能であり、入口には専用のラウンジを設け、案内役のコンシェルジュを配置しました。病状等による入室基準を設けさせていただいておりますが、ご希望のある方は、どうぞご相談ください。この他にも、16床に増床したHCU(高度治療室)を稼働させ、外来から病棟に至る廊下部分に「憩いのスペース」を整備しました。快適な療養空間となった信大病院で、1日も早く病状が回復されることを祈っております。

 信大病院は、専門性の高い高度な医療を提供するのが使命ですが、治療するのは病気ではなく、患者さんであるということを忘れてはなりません。今後も職員一丸となり、長野県内の医療機関と連携しながら、地域に親しまれ、信頼される病院を目指して参ります。信大病院へのご指導、ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。