バイオバンク信州
ご挨拶
信州大学医学部附属病院は、2019年9月に「がんゲノム医療拠点病院」に選定されました。このことをきっかけとして、バイオバンクの設立に向け準備し、2020年8月から「バイオバンク信州」として運用を開始しています。
バイオバンク信州は、患者さんの同意のもとに、がん組織の試料や診療情報を収集し、匿名化して保管し、信頼できる医学・薬学研究者に提供することで、将来的には病気の解明や治療法・予防法の開発など、医学の進歩に貢献することを目的としています。
さらに、バイオバンク信州の運営を通じて、学内外の医学・薬学研究者の皆様に最適な研究基盤を提供し、効率的な医学・医療の研究・発展に貢献できればと考えております。
このような趣旨をご理解いただき、医学・薬学研究への活用をご検討くだされば幸いです。
信州大学医学部附属病院
病院長 花岡 正幸
医療関係者・研究者の皆様
近年、医学・医療は大きく発展し、以前は難治性とされていた疾患にも、有効な治療法が開発されるようになりましたが、こうした治療法の開発には、多くの患者試料を用いた医学・薬学研究が重要です。
また、より効率的に研究を推進するためには、研究者が所属施設を問わず、患者試料(組織、血液、尿等)や診療情報等を活用できる体制が必要となります。
バイオバンクとは、同意が得られた患者さんの試料を保管し、のちの研究資料として有効利用しようとするもので、当院では2020年8月から「バイオバンク信州」として運用を開始しています。
バイオバンク信州は、組織や血液といった試料や診療情報を収集し、匿名化したのち、それらを大切に保管し、将来的に信頼できる医学・薬学研究者に提供することで、病気の解明や治療法・予防法の開発など医学の進歩に貢献することを目的としております。
さらに、バイオバンク信州の運営を通じて、学内外の医学・薬学研究者の皆様に最適な研究基盤を提供し、医学・医療の発展に貢献できればと考えております。
試料の分譲、および提供可能な情報等に関しては、現在規定を含めて準備中です。確定次第随時ホームページを更新し、広報していく予定です。
バイオバンク信州の趣旨をご理解いただき、医学・薬学研究への活用をご検討いただければ幸いです。
新着情報
当院で診療を受ける患者さんへ
バイオバンクとは、患者さんの同意のもとに、ご提供いただいた血液、組織、尿などの試料や診療情報を大切に保管・管理し、のちの医学・薬学研究に活用させていただく仕組みのことです。
バイオバンクを活用することで、いまだ有効な治療法が見つかっていない病気の研究や、患者さん一人一人に最適な医療(オーダーメイド医療)を提供するための研究を、より一層進めることが可能となります。
バイオバンク信州は、組織や血液といった試料や診療情報を収集し、匿名化したのち、それらを大切に保管し、将来的に信頼できる医学・薬学研究者に提供することで、病気の解明や治療法・予防法の開発など医学の進歩に貢献することを目的としております。
ご提供いただいた試料と診療情報は、病気の解明や治療法・予防法などの多くの研究を支える貴重な資源となります。
本研究の対象の患者さんには担当医師、バイオバンク信州担当者から分かりやすくご説明させていただきますので、人々の健やかな未来のため、新たな予防法・治療法の開発へのご協力をお願いいたします。
「バイオバンク信州」に既にご協力いただいている患者様またはご家族の方へ研究計画の一部変更のお知らせ:詳細についてはこちらをご覧ください。
リーフレット・研究協力のお願い
資料はこちらからダウンロードできます。
■バイオバンク信州リーフレット
■バイオバンク信州 研究協力のお願い
バイオバンク・ネットワーク
バイオバンク・ネットワークは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) によるプロジェクト「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム)」を基盤に、日本の9機関14のバイオバンク(2022年3月現在)が加入しているネットワークです。
バイオバンク信州は、2022年3月よりこちらのネットワークに参画しております。
お問い合わせ先(医療関係者様向け)
<バイオバンク信州連絡先>
信州大学医学部附属病院・臨床検査部・バイオバンク信州事務局
〒390-8621 松本市旭3-1-1
E-mail:biobank_shinshu@shinshu-u.ac.jp