信州大学医学部附属病院

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お知らせ

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ロボットスーツHALのリハビリを開始しました

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 令和4年4月より、リハビリテーション科と脳神経内科との共同で、神経筋疾患を対象にHAL®医療用下肢タイプを用いたロボットリハビリテーションを開始しました。
 人間が筋肉を動かそうとすると、脳、脊髄、末梢神経を介して電気信号が伝わります。HALはこの微細な電気信号をセンサーで感知し、患者さんの思い描いた運動を解釈して適切に歩行を支援します。またHALを用いた歩行のリハビリテーションを繰り返すことにより、正しい歩行動作が脳神経系に定着しHALを外した状態の歩行も改善します。
 当院では患者さんの利便性や治療効果を考慮し、2週間の入院でHALを導入しリハビリテーション科医と脳神経内科医が協力して診療に当たります。現時点でのHALの対象疾患は、脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮症側索硬化症、シャルコー・マリー・トゥース病、遠位型ミオパチー、封入体筋炎、先天性ミオパチー、筋ジストロフィーの8疾患ですが、他の神経筋疾患に対する臨床研究も検討しています。
 HALのリハビリテーションをご希望される方は脳神経内科外来(0263-37-2768)までお問い合わせください。
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