平成30年5月12-13日にアクトシティ浜松で、第67回日本医学検査学会が開催されました。医学部附属病院臨床検査部の中越りつこさんが、「日臨技学術奨励賞 最優秀論文賞」を受賞し、授賞式が行われました。この賞は表彰日前年の会誌「医学検査」に掲載された論文の中から特に優秀と認められた論文に対して「優秀論文賞」が授与され、この優秀論文賞のうち特に画期的な1編を「最優秀論文賞」として表彰されるものです。
受賞対象となった論文は「多項目自動分血球分析装置XE2100(シスメックス)のDIFFスキャッタグラムにおける側方蛍光低値から発見された異常ヘモグロビン症の4例」です。臨床検査の現場では多数検体を迅速に処理しなければならないため、報告に必要な数値にのみ気を取られがちです。本論文は「そのような現場で自動血球分析装置の性能や特性を最大限活用して異常ヘモグロビン症を見出したことは大変貴重である」と評価されました。
![日臨技学術奨励賞授賞式](https://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/information/assets_c/2019/05/11cfb55f65b37c46f8336c3a3f52da4b9e3d005f-thumb-240x180-111.jpg)
![受賞の様子](https://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/information/assets_c/2019/05/ac52d5fc0c5a849be2fc4e7bec0fb39b44117f83-thumb-240x180-112.jpg)