信州大学医学部附属病院

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お知らせ

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パルスフィールドアブレーション(不整脈疾患:心房細動の新たな治療法) 開始に関する会見を行いました

お知らせプレスリリース

信州大学医学部附属病院循環器内科では、心房細動の治療に、より安全性・有効性の高い「パルスフィールドアブレーション(PFA)」を導入いたしましたのでご報告申し上げます。

心房細動の治療は、心臓にカテーテルを通して原因となる肺静脈周辺の心筋にカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)をおこない、異常な電気信号を遮断するのが最も重要かつ有効とされています。循環器内科では以前からカテーテルアブレーション治療をおこない、症例を積み重ねてまいりました。

このたび導入した「パルスフィールドアブレーション(PFA)」は、従来のカテーテルアブレーションの課題となっていた肺静脈周辺の食道や横隔膜への影響(合併症)の低減が期待できる新たな治療法です。より精密で確実な治療ができるだけでなく、治療時間も短縮されて患者さんの身体的負担が少なくなります。
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当院では、パルスフィールドアブレーションの実施にあたり、世界で最も安全性・有効性が確認されている機種を導入し、同機種を使った県内初めての治療を1月28日におこないました。

今回のアブレーションにかかった時間は従来の3分の1以下と大幅に短縮されました。患者さんは合併症もなく経過は良好で、すでに退院されております。本治療法の導入によって、心房細動の悩みを抱える患者さんに、個々の病状に合わせた低侵襲で安全な治療を受けていただきたいと考えております。


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※受診を希望される方は、医療機関を通じてのご予約が必要ですので、
 まずはかかりつけ医へご相談ください。