国産の手術支援ロボット「サロア(Saroa)」を導入
国産の手術支援ロボット「Saroa(サロア)」は、世界で初めて「力覚」を再現することに成功した、国産の低侵襲外科手術支援ロボットです。空気圧制御による柔軟かつ繊細な駆動により、力覚を直接感じることが出来るため、遠隔操作でありながら実際に自分の指で手術を行っているのとほぼ同等の感覚で施術を行うことが可能です。
またこれまでの手術支援ロボットと違い、術者(ロボット操縦者)はスコープではなく眼前に術野を移した大画面モニタを見ながら手術を実施するため、複数のスタッフが同時に術者の視野(モニタ)と手術手技を見ることができます。モニタの映像は専用3D眼鏡を着用することで、立体的に術野を見られることも大きな特徴です。
このSaroa(サロア)を用いた当院第1例目となる手術を12月18日(木)に実施しました。
手術に先立ち、12月16日には医師や看護師、工学技師ら関係者が手術室に集結し、実機を用いた入念なシミュレーションを行い、安全な運用のための最終確認を完了しました。
手術当日には、福岡大学呼吸器外科の佐藤教授を招聘し、多くのスタッフが見守る中、教授の清水を中心とした呼吸器外科の執刀医らによるロボット支援下肺区域切除を行い、従来のロボット支援下肺区域切除術と遜色ない手術時間・内容で無事に終了しました。
本機の導入は国内で11施設目、長野県内では2施設目となります。空気圧を動力源とするサロア特有の繊細な触覚技術を活用し、より安全で高精度な低侵襲手術の実現を目指します。