信州大学医学部附属病院

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「長野県医療教育研修センター」を設置しました

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 長野県と信州大学医学部附属病院は、令和2年度に文部科学省に採択された感染症医療人材養成事業及び多用途型トリアージスペース整備事業の補正予算を財源に「長野県医療教育研修センター」を設置し、8月30日に開所の記者会見を行いました。
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 長野県と信州大学の包括協定に基づき、新型コロナウイルス感染症への対応も含め将来にわたっての長野県全域の感染症医療人材養成拠点とし、感染症分野に精通した医師、スタッフの養成、学生の教育を目指すものです。県内病院、県内施設向けのe-Learning教材の作成と配信、重症患者対応を行う医療関係者に向けたECMOや人工呼吸器の研修、医療政策講演会や協議会を行ってまいります。
 本センターは病院に隣接する長野県旭町庁舎内に設置され、医療教育に必要な最新のハイブリッドシミュレーター、研修記録機・学習システム機材を揃え、実践的な知識や技術の習得を行うことができます。新たに建設した多用途型トリアージスペースも活用し、通常時にはシミュレーションルームと臨床研究に使用し、感染症蔓延時など災害時には診察・処置などのトリアージを展開する設計となります。
 開所式当日は、長野県知事から、感染症対応を行う人材の確保と養成を期待する旨の挨拶をいただき、また、濱田学長から、大学として長野県全体の感染症医療の基盤強化につなげたいこと、川真田病院長から、治療だけでなく予防も含め、医療者と医学生の人材養成に努めていくことの説明がありました。

◆濱田学長(左)と阿部守一長野県知事(右)
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◆研修センターの概要について説明する川真田病院長
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◆長野県医療教育研修センター
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